銀の匙の4巻目です。
八軒くんは肉になった豚丼を豚丼にしてみんなにふるまい、残りを全部一人でベーコンに加工しました。
なぜか神出鬼没のお兄さんも現れ、ベーコンを食します。
お兄さんのアドバイスで実家にも送り、ここではじめて怖そうなお父さんが登場。1コマだけですが。
一緒につくったたまごやチーズの燻製。そそられました。
また新たに入荷する子豚たち。それとも校内で生まれたのかな?命が流れていきます。
チーズ工房を作るのが夢の吉野ちゃん。チーズを作る過程でできるホエーを使ったホエー豚の研究をやりたい、って言ってます。それ、絶対いい!
カッテージチーズをたまに作りたいのですが、大量に出るホエーのことを思うとためらいます。ホエーにも栄養がいっぱいあるのに、使い道がない。もったいないから作れません。私はカッテージチーズに少し塩を混ぜて、パンにのせて焼いて食べるのが好きなのです。
エゾノーブランドの豚、できるといいなぁ。
吉野ちゃんが言ってました。
生き物を食べる、食べないで悩むけどやっぱり肉はおいしい。この業界にいたら考え続けなきゃいけない問題だから、自分の好きな分野のすみっこに置いておいて、常に意識していく。
業界の人も単純に割り切ってるわけじゃないんだ、って知りました。
やっぱり、「感謝」、ですよね。
ものすごいコンバインを見るために夜、チームワークで寮を抜け出したりします。みんないい仲間で、うらやましくなりました。
でも、多摩子ちゃんの家には普通にある、なんてオチがあるなんてね。
八軒くんは、過去のトラウマと闘いながら、一つ一つ問題を乗り越えて成長していく。そういうのうらやましい。何にも考えずにこの歳まできてしまった私。情けないなー。
ところで私、ホルスタイン部員の気持ち、わかるようになってきました。牛に頬をスリスリしたくなるんです。
自分も丑年だし。乳房が大きくなりすぎて、ブラジャーしている牛の画。愛しかったな―。
ところどころに北海道らしさが出てきます。「注意」の交通標識の絵がリスだったりして。
細かいパーツも見逃せません。特に動物のかわいさが。