銀の匙2を読みました。
八軒くんはみんなを巻き込んで、ピザを作ってみんなに振るまいました。「巻き込んで」ということが肝心。まわりが自然と何かやってあげたくなる、って大事なことですね。私達の周りにもそういう人っています。
それにしてもピザ、おいしそうだったなー。石窯、チーズ、ベーコン、アスパラ・・・。全てにそそられました。
ピザの宅配がない、というところに北海道の牧場のスケールの大きさを感じます。あ、でも私の田舎もそうだなー。人口密度の問題ですね。
夏休みは御影ちゃんのところでアルバイトをする。現実の仕事の大変さを体験します。鹿の解体もやっちゃうし。すごい進歩!ひとつひとつ、生命と向き合ううえでの課題をクリアしていく。
牛への愛着と、処分。愛情を持って長く手元におけば経済的には厳しい。効率を重視するからこそ、収入が安定し、従業員は休みもとれる。
やり方に1つの解答があるわけではない。それぞれが見つけていくこと。人生も同じなんだろうけど。
このマンガ、私はジーンと考えさせられることばかりです。これまでフタをして考えてこなかったことを、突きつけられている感じがします。
この巻は、牧場が舞台なので、犬がさりげなくよく出てきます。犬好きの私は一つ一つをじっくり楽しみました。犬は大事な、当たり前のパートーナーであり、頼もしくもちょっと間抜けで、憎めない、という存在。犬、万歳!
次の3巻も楽しみ。読みながらワクワクしています。